大仏といえばどこをイメージされるでしょう?
奈良? 鎌倉? 牛久大仏なんかも有名ですよね。
だけど高岡にも立派な大仏さまがいらっしゃるんです。
今日は日本一のイケメン?大仏の「高岡大仏」を紹介します!
高岡大仏の場所
まずは場所から。
高岡駅と工場公園のちょうど中間。
中心市街地の中にあります。
高岡で唯一百貨店、高岡大和もある御旅屋通りをずーっと真っすぐ古城公園に向かって歩いていくと見えてきますよ。
高岡大仏を身に行ってきた。
こちらが高岡大仏のお姿です。
歌人の与謝野晶子が男前で知られる「鎌倉大仏よりも男前だ」と評したエピソードが残っています。
つまり大仏は数あれど、日本一のイケメン大仏、それが高岡大仏なんです!!
なので彼女と「高岡大仏」に訪れる方は要注意だ。
知らぬ間に彼女の心が奪われてしまうかもしれないぞ。
気を引き締めて観光しましょう。
なんちゃって。
実はこの高岡大仏。
三代目です。
長嶋家でいうと、一茂さんの息子さんに当たります。
なぜ長嶋家に例えたかというと自分でもよく分かりません。
話を戻して……。
一代目、二代目は木造の大仏で、いずれも高岡を襲った大火などによって焼失しました。
そこで立ち上がったのが「高岡市民」たち。
なんとかして燃えない大仏がほしい!
高岡には長年の鋳物技術があります。
その技術を活かした「高岡銅器」は伝統産業であり、ブランドとなっています。
そう。
金属で作れた大仏は燃えないぞ!
ってことで、市民が家にあるかんざしや鏡などを持ちよりました。
それら市民の浄財も使って建立されたのが、現在の高岡大仏です。
こちらは発願から4年後に撮られた、お顔部分完成時のお写真。
当時の方々の思いが伝わってくる大変素晴らしい一枚です。
「鋳造」という言葉が書いてありますね。
こちらは寄付を募った当時のチラシ。
家にある、真鍮製の鏡やきせる、かんざしなども集めています。
限られた権力者や行政、企業、宗教団体などによってできたものではなく、まさに市民の手で造られた大仏さまと言えるでしょう。
1907年に始まった大仏の建立は、完成までに26年を要します。
高岡のヒト・モノ・カネ、そしてなにより心が詰まった大仏さん。
是非とも見に来てください!!
年に1回、大仏の汚れを落とす「お身拭い」が行われる大仏祭りの際は多くの市民や観光客も訪れます。
奈良や鎌倉とは違って、商店街の中にずどーんとあるのも魅力なところ!
観光が終わったらそのままグルメツアーに出かけることができます。
特に大仏前のお茶屋さんのソフトクリームが人気です。
同じく大仏の目の前にある旅館さんのランチもおいしいですよ。
ぜひ、ご賞味あれ。
あ、忘れちゃいかん。
もう一つ個人的なおススメは回廊にある地獄絵図。
お転婆な子供を連れて行って、「悪いことをすると地獄に落ちるわよー」なんてビビらせるのもアリ?笑
高岡市指定有形文化財に指定されています。
2007年には大改修が施され、さらにイケメンぶりが増した大仏さんです。
総高15.85m、重量65t。
大きさ的にはビミョーって思うかもしれませんが、建立背景にある高岡市民の想いを知りながら鑑賞するときっと感動を味わえるスポットです!
ただーし!!
彼女と来る方は……略
高岡大仏の概要
住所 | 富山県高岡市大手町11-29 |
電話番号 | 0766-23-9156 |
拝観時間 | 午前6時〜午後6時 (台座 回廊拝観時間) |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
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